悪徳ファクタリング会社に注意
ファクタリング業は、貸金業とは違い許認可不要で手軽に参入できる特性から、悪徳業者が多い業界です。
経営難に陥って冷静な判断をできない経営者をカモにして、あらゆる方法でお金を取られる詐欺事例が多数あるので注意しましょう。
悪徳ファクタリング会社の手口①コンプライアンスを一切守らない
ファクタリング会社は必要な許認可を必要にしないため、悪質行為をしても行政処分を受けることがありません。(完全な違法行為を除く)
よくある手口で多いのが強引な勧誘です。一部の悪徳ファクタリング会社は、出張料がかかる説明をせずに訪問をして、キャンセルしても費用がかかると難癖を付けて勧誘してくるケースがあります。
相談する経営者は何かしらの方法で資金調達を必要にしているので、理不尽な話をされて優良業者ではないことを理解していても、断ったり他の業者に相談したりすることが面倒で契約してしまうものです。
お金に困って切羽詰まっている経営者の心理を逆手に取って、あらゆる方法で強引な勧誘をしてくるので、まずは話を聞いてから考えようといった安易な考えで相談してはいけません。
急いでいる場面でも、最低限の評判をチェックして、信頼できそうな業者を見極めて相談することが大切です。
悪徳ファクタリング会社の手口②闇金による違法な融資をされる
悪徳ファクタリング会社の一部は、運営元が実は闇金になっているケースがあります。
ファクタリングによる資金調達を謳って集客し、相談した方には特別条件での融資を提案してきます。
貸金業の登録を受けていない闇金であれば、法外な金利を請求されることになり、返せなくなると迷惑な取り立て行為をしてきます。
本来であれば、違法な貸付は法的に無効で、弁護士に相談すれば元本を含めて返済義務がないことを主張できます。
しかし、ビジネスシーンで活用するファクタリングは、会社の評判や売掛先へファクタリングをしていることを通知されるトラブルを嫌って、違法業者に引っかかっても泣き寝入りする事例が多いです。
一部では、闇金による違法な貸付をしていたファクタリング会社が摘発される事例もできていて、少しずつ業界が浄化されてきています。
それでも、完全に撲滅されたワケではないので、違法な融資の話を持ちかけた時点で、その業者とはすぐに縁を切るようにしてください。
違法な融資を斡旋するファクタリング会社は闇金なので、借金をした途端に態度を変えて、事前の説明とは話が一変して売掛先にバラすなどと言って脅してきます。
ファクタリング業者に見せかけた闇金業者とは
悪徳ファクタリング会社の手口③そもそもファクタリングを本業にしていない
ファクタリングは許認可を必要とせず、綺麗なオフィスがなくてもネットだけで集客できます。
手軽に参入できる業界なので、適切な金融ノウハウと資金力を持たない業者も存在しています。
一言で言えば、他の事業の片手間でファクタリング業務をしている会社があり、ホームページの内容とサービスが変わることがよくあります。
たとえば、最短即日審査を明記していても、対応できるスタッフが少なくタイミングが悪いと数日待たされてしまいます。
資金力がなければファクタリング会社が他の方法で資金調達するまでの間、入金実行まで待たされてしまうこともあり、資金調達するまでに必要以上の時間がかかります。
片手間でファクタリングする業者は、3社間ファクタリングの交渉や通知の内容が悪いなど、何をするにも適切なノウハウを持っていません。
手数料、スピード、利用条件などホームページの内容がどれだけ魅力的であっても、ファクタリング業としての実績がない業者は利用を慎重に検討してください。